建築現場、色々廻ってきました
工務店さんや設計士さんによって特徴・個性があり、とても勉強になります。
構造レベルの段階から、大工仕事が終わっている状態など、
それぞれの住宅では進行状況も勿論、異なりますが、
「この窓にはこのスタイルがあいそうだなあ」とか
「あそこには是非、あのファブリックをかけたい」など
色々と頭の中で想像しながら現場をめぐるのはとっても楽しいです。
またお店にいるだけだと色々な情報も不足しますし、最近の住宅事情・材料の不足状況や
使われる資材の情報など、現場に行きながら色々な方とお話をすることによって、
生きた情報を得ることができます。
更に日頃お世話になっている方々と現場で話をすると、ざっくばらんなお話もできますし、
様々な情報が何かをキッカケに繋がっていくのも、やはり人とのコミュニケーションの中からです。
震災や原発で世の中全体がシュリンクし、我々の心もふさぎ込みがちですが、
ポジティブな方や知識の深い方、色々な情報をお持ちな方などとお話することで
前向きな発想・心構えになるのです。
そんな訳で、今日は色々廻ってきました。
瓜島に建築中のF工務店さんの物件。
2つの建物がウッドデッキで繋がるスタイル。
外観はわりとシンプル系ですが、中に入ると素材やデザインのこだわりを感じさせる建物です。
富士宮に場所を移し、同じくF工務店さんの構造見学会。
設計はマルタでもお世話になっているS設計士様。
自然素材を大事にされる設計士さんで、また窓を使った壁面の空間の切り方にも
とても特徴のあるデザインです。 勿論、木をふんだんに使った設計・施工の建物。
構造をみると しっかりした土台や柱を見ることができ、
安心して住むことができるのではないでしょうか。
その後、万野原新田の I 設計士さんの物件に立ち寄り、進行状況を確認しました。
万野原新田を走っている時、ふとK工務店さん が粟倉にあり、
先般の地震の震源だったことを思い出し、ハンドルを切りなおしました。
万野原新田から北東に向かい、いざK工務店さんへ。
車を駐車場に止め、建物を見回してみると、大きな損害があるようには感じられません。
しばらくブラブラ見ていると 「オーイ」という感じで上のほうから声がしました。
写真の右のほうにある建物がご自宅ですが、その3階から声をかけていただきました。
ドーム型の建物がデザインルーム、その右側が工房、
そして裏側には切り出された材料が沢山積みこんであります。
コーヒーをいただきながら、震災に始まる昨今の世の中の話から、建築j業界の話、
これからの商売のあり方、日本の人口の減少と高齢化のスピードがもたらす消費の変化など
多岐にわたるお話をきかせていただきました。
我々インテリア業界におきかえても、「今までの延長線上」では今後成り立たないので、
パラダイム転換するような発想が生き残るには必要であると実感させられました。
「変わることを怖がるな」 そんなメッセージを感じました。
勉強になります。 明日のマルタを描かねばいけませんね。
by imaruta | 2011-03-27 22:20 | ◎スタッフの独り言◎